さあ習おう!
今迄の話のおさらいを兼ねて、色々とチェックしてみましょう

どこ迄習いたいかカリキュラムと教室のシステムを確認!●

入学前に、このシステムとカリキュラムをしっかり問い合わせる事により不安も和らぎ
また どんな教室かも解るものなので面倒くさがらずにお願いしますね(^^ゞ

入ろうと思っているコースの終了時に、
自分はいったいどんなレベルにいるのかしっかりと確認しておきましょう。
ちょっと着物が着れるようにと思っただけなのに次々にコースが続いていてなかなか
終われない;という声もあります。勿論その間は費用もかかりますしね。

そのスクールや和服が更に好きになる可能性だってある、、、
そんな時は無理なく続けれるコースと
しっかりと学べられるコース等両方あるのか、そしてそんな応用コースへ進む事になる前から
カリキュラム以外にかかる費用の全部を公開、又は教えてくれているかをしっかりと
確認しておきましょう。

 

  

その教室の道具や小物は自社製品?!●

自社製品がダメと言っているのではないのです。
長年の研究の結果、改良に改良を重ねているのかもしれません。
ただ 自分の持っている小物を使ってとりあえずそこからレッスンを始めたいという人は、
この自社製品を100%買ってもらってのレッスンをしている所か、又は無い物がある人は、
自社製品もありますよ!それか教室で既製品ですがセレクトしている物も売ってますよ 
という教室か入学前に問い合わせる必要があります。

全く全然小物から何もない人は、まず手始めに自分が
良さそうと判断した所へ何処でもいけばいいでしょうが、「もっているのに買わされた」という人は
事前にこれらを調べて無かった人ともいえます^^; 入学する事になり、お申込書に
サインをすれば、レッスンを受けるという契約がなされたといっても過言ではないですので
理解してもらっていると判断されてしまっても仕方がないと言えますよ
たとえ教室の気がきかず 説明が無くてもね、、、、難しいですね、、。

自分に合った支払いシステムを●

だいたい月払いの月謝制の教室が多いのですが、中には一括で前払いという所もあります。
月謝の中にはレッスン費用のみなので、初月は諸費用(入学金 設備費 教本代 着物を着る
為の小物代等)をプラスして、次月よりは月謝だけ、、、とお思いになるでしょうが、前項にも
さんざん話していますように、節目節目には覚えているかどうかの実技や筆記の試験がある場合が
多いので、その費用全部はどのようにして、どのタイミングにて支払うのかを事前に知っておき
ましょう。その場合の目安は月々に換算すると、約2万円くらいなら無理なく続けられるかなと
計画を立ててから入学しましょう。ちょっと多めに計算して、もしもあまったら色半衿や帯締め
帯あげを一つ一つ揃えていかれれば上手に出来ると思います。

道具小物は一生物●

自分1人で着物が着れるようになる為のレッスンですから、持ってない物は買わなければ
いけないのはある意味仕方のない事だと思います(何処で買ってくるかはおいておいて)。
レッスンしている間、小物を一式貸してくれるスクールもありますが、最後迄一つの道具も
用意しなかった人は終了したらどうやって着物を着るのでしょうか^^;
又 何の為のレッスンでしょうか、、、
「ちょっと入学してみていい感じだったら、レッスンが終了してから小物類を買おうと思ってま〜す」
という人は、ちょっとそれは違うと思うんです^^;

沢山ある道具類を全て貸してくれる所は、ちょっと経験してみたかっただけの人には
親切かもしれません。
でも教える側としては、商売うんぬんよりもまず、その後1人で着る時がきても、
しっかりコツを掴んだ自分の道具で綺麗に着れるようになったほうが結果
思い出すのも楽だと思うのです。

自分の道具の無いまま卒業、その後初めて着る機会が出来ていざ着ようと思っても、
その時道具から買いに走らないといけないのは、技術も忘れかけてるかもしれないし、
やっぱり面倒になって洋服にしてしまうと思うんです。
だからレッスン中、道具は一式お貸ししますよっていうのは、
いっぺんには買えない人もあるだろうから、
全部揃う迄の間貸してあげますよっていうニュアンスの方が先生の本音を言えば
大きいと思います。

小物の一つ一つは高くはありません。
ですが、全然ないとまとまった金額になってしまいますよね だからただ
「無いとダメだから買いなさい!」
とだけ強要すると「着物がまだ全然解らないからって知識が増える前に
商売するつもりでしょ〜〜」と初心者の生徒さんには、この部分のみ記憶として残り、
「どこそこで習っていた時に買わされたの〜」と
懸念だけが残ってしまいます。
寂しいですね(;;)

自分専用の良い小物で始めからレッスンをするという事が、
今後長い着物趣味人となる生徒さんにとってどれだけ良い事かをちゃんと説明しないで、
無いと出来ない事を理由に、スクールがただ「小物は必ず自分用のを教室で買って下さい!」
だけを言っていると、小物について自由だった教室の話を聞いただけで時に
悲しい気持ちになりますものね、、、。
ちゃんと色々種類のある小物(自社でも他社製品でも)の一つ一つの説明を受けて、
だんだん着れるようになってくると、いつかは「これらが全て自分の小物で良かった」と
生徒さんは自分で気がつきます。

それは「この教室で私は道具をかわされた」という認識になるか
「そういった処から全然解らない私に小物の事から根気よく教えてもらい、
自分で必要性を感じて購入出来た」と思えるかだと思うんです。

きものはあまり派手すぎると将来着なくなる可能性がありますが
一度揃えた道具小物類は一生物です。

話が長くなりましたが;
全ての道具小物類と専用のバック(着物と道具類がコンパクトに入る)を足し算すると
教室にもよりますが2万円くらいでしょう。
そして お稽古中はかなり奮闘し汗ばみますからこれとは別に、
自分で洗えるポリエステルの長襦袢(約4千円〜1万円デザインや素材 出来映えによる)
もしくは絹の洗える長襦袢(仕立て代を含めると5万円位〜)も重宝します。
とは言いましても、学生さんは小物の一つ一つを一気に買うのはやはり酷だと思うので
そういった場合はせめて肌着(着物用肌着) 裾避け(着物用ロングスリップ)と
長襦袢と足袋だけは下着と同じですので
常識と衛生面からいっても必ず揃えてレッスンに望んで下さいね。

道具小物 レッスン用の長襦袢については「正しい小物の選 び方」で更に詳しく説明しています。 

 

  

実は重要!入門者として短期間のレッスンに通い続けたその後の事迄考えて●

一応に1人でカジュアル〜フォーマル迄の基本的な着物と帯(お太鼓と二重太鼓)が
結べるようになりました!
さて これからどうしていきたいかって時に着付の教授とか講師になる為のコースしか
ありませんでした。
そしてそれが続ければ続ける程びっくりする程どんどん上がっていく高額なコース;
でも着付は続けたい、、、。コース内容も授業料以外にかかる費用も金額も、本当に全て
納得して進級するなら問題はないです。本人が良ければ何でもOKです。

レッスンを終えたら、自分が着物を着る事以外に私も近所の人に着付を教えたい という
小さな希望は誰でも思うものですよね。だから もっといい資格(認定証)が
貰えるからと言われると、その時は善かれと思って進んでしまうものです。
自分の事を普通のOL 普通の主婦 普通のお母さんだと思っている人程、
着付講師というイメージという
響きから、趣味と実益を兼ねたおこずかい稼ぎになるかしらって考え、
気がつくと大枚をはたいてしまってるものなんです<(_ _)>そして
そんな風に思ってしまう人程、
着付ビジネスを行っている会社の思うつぼだという事を認識して下さい。

実際に着付でお金を頂く事に関しては、卒業後の途方も無い苦労をしない事にはありえませんし、
暇な時々に趣味と実益を兼ねたレッスンや着付が出来たら、、、
なんて甘い考えも不景気だから通用しません。
現代の社会においては悲しいかな きものなんて無くても生きていけるのです。
だから、高額講師のレッスンを終了する日がきて、本当に自分の為になるのかなってさんざん
お金を払ってレッスンの最終日迄きてから気がつくのでは遅いんです。

現在の着付の資格は女性で、しかもお金が払えれば誰でも普通に貰える物が多いです。
講師として仕事をしていかない人も貰えます。
そして普通にレッスンを受けていれば誰でも受かります。
本当にその認定証を手にし、活躍している人に申し訳のないあんまり権威の感じられない資格を
発行している所が多いような気がしてなりません。

自分の満足、又は人に着せる事で自分の着付も上手になる、、という考えがあって、
解っていて高額な認定証コースを受けたのなら問題はないです。
しかし その教室の名前を語って教室を開けるという許可(認定証)が本当に今のあなたに
必要ですか??

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