世の中にはありとあらゆる「資格」と呼ばれる物があります。
着付の資格の事に触れる前にまずここでは、社会におけるさまざまな「資格」という物を
それぞれどのくらい権威があって、どんな風に分類されているか知りましょう。
そしてこのページの下の方で これからの着付の資格についてれいさんが熱く語りますv(^_^;

国家資格 お医者さん 美容師 司法書士 調理師など
数多く存在する資格の中において最も権威のある資格です。
国の法律に基づく試験によって認定され、これに受かる事によって無資格では
決して出来ない仕事に就けたりします。試験を受けるという事の前に
数年間の技術的な研修や修学、経験がなければテストを受ける権利も与えられ
ないというかなり道のりの長い大変な資格が多いです。
公的資格 英検や秘書検定など
各省庁や大臣、または地方行政団体が認定するものです。
文部省認定の実用英語能力検定や秘書技能検定、文部省認定のCG検定。
通産大臣認定の消費生活アドバイザーなどが公的資格となります。
民間資格(認定証) 着付の資格は主にこれにはいります

企業の団対協会などが認定するもので、上記に挙げた「国家」「公的資格」以外の
資格の事です。色んな分野に沢山の資格があります。社会的評価の高い物から
聞いた事が無いような団対が主催する物迄多種多様です。
本当に必要かどうか取得する前に十分な確認が必要です。

●「着物の着付け」、資格の定義●

大きく分けると、上記の三種類が「資格」と呼ばれる種類です。
着付の資格はあくまで民間資格と言う事になります。

「人に着せてあげてお金を貰う」

というのは、無資格でも法律に違反しません。

違法により何かがあった時、罪をとわれるのは、この着付けと関連性がある行為、、
美容師の資格のない人が、髪結い、カット、パーマなどで、お金を貰った場合。

これは、美容師法にもちゃんと明記されていますから、
無資格の人が、「どうせ見つからないし、みんなやっているから〜」と言っていても、
もしも有事が起きた時、、、、分かりますね、
知らなかったでは、すみません。。

さてここで 私の着付教室に対する考えをお話したいと思います。
長くなりそうですが、お時間があれば是非ついてきて下さい!(^ _^;)!

着付は昔の生活の中に普通にあった、ただ「服を着る、、、着る物」
という行為ですよね(^^ゞ
お茶やお花のお稽古のように、お家芸ではない訳です。
それを ただちょっと着れるようになりたいだけの人にも、
プロになりたい人と同じコースを強要し、資格代を支払わせ
温度差の違う全ての生徒さんを、上の資格代が発生するコースへコースへ勧誘するのは
どうかと思うんです(~_~;)

それに その「資格」が取れるからっていう、うたい文句で、
まるで着付の仕事は、さもその資格がなければ絶対に行ってはいけないみたいに
まじめな人は思ってしまう訳です。
一部、うちの教室は公的資格が取れるとうたっている所も中にはあります。
「着付の先生」という なんだかちょっと素敵な響きも後押ししていますよね。。。

とりあえず全てに共通して言える事は
レッスン以外のお金「資格代」って、結構どこも高額なんです(~_~;)

確かに今の世の中は、資格があるといい風になっていますよね。
何も着付に限った事ではありません。
でも それは就職に有利な資格のみだと私は思うんです。

では、和服関係の仕事につく時は、本当に少しは効力があるのでしょうか?

ここであえて「少しは」といっておく訳は、
着付教室と仕事先が提携している 又は そのスクールの講師の一員となって
家で教室を開業するのだったらって事で
その学院の中でだけならな効力があるっていう事です。

狭い世界での話なんですf^^);

「将来引っ越すかもしれない、じゃあ私は、日本中どこでも通用する
着付の証明証が欲しいわ!」と普通思いますよね。。。
どこの着付教室でも、レベルに応じた賞状を持っていれば、一応は、基礎はあるんだな、、、くらいは
判断してもらえるでしょう。でも、違う着付教室で途中レベルからの出発はまず出来ませんし
結婚式場の着付を仕事にしたくても、もう美容院出身の、化粧や花嫁のカツラも出来る先生等が
いる中に入る事になって、採用されてもすぐに着付を任してはもらえず、当面は下働き、、、、

既に、色んな世界から色んな先生が沢山沢山存在するので、今通っている所の資格があれば、
黄門様の印篭みたいに、和服の全ての世界で通用するのではないんですね。。

では、どんな事をすれば、自分を和服の世界でアピールする事が出来るかといいますと
それならばまず、ある程度は基礎がある、、、、という証明も大切ですが
その後 どれだけ着せた事があるか、どれだけ指導した事があるかという
実践での「キャリア」だったら本当にどこでも通用するパスポートです。
その学院では、最終学歴迄進み、お金をふんだんに支払った立派な認定証だけもっていても、
その後何の活動もしなければ、
自慢にはなりますが、ただの宝の持ち腐れですものね(ーー;

「着せてもらう方の立場になって下さい」

勉強はしたけれど、実践は0であなたが初めて、、と、
教室へ行ったその後も自分で着て楽しみ、月に最低でも一人は、着せてあげています、、
と、いう人がいたら、同じ値段だったら、あなたはどっちに着せてもらいますか?

世の中の多くの着付教室は、「先生になるならうちのスクールのこの資格!この資格!」と
うちは、「何とか大臣認定の公的資格がとれます〜」だとか;どうしてこっそり、、
って言ったら失礼ですが、その教室だけそんな事になっているのか┐('〜`;)┌ 
わたしからしたら、「それなら全国で統一しなさいよ!」と、言いたい。
、、、あ、、すみません;;悪気はないのです。。

わたくしの基本は、着付けに大金を支払う資格なんて、無くていい!というスタンスです。
着付けは、どこかの資格がなくて報酬を貰ったとしても、法にはふれません。
腕があればいいんです!

着付けの資格の社会って、残念ながらこんな感じなんです<(_ _;)>

全部とは言いませんが、とにかく過大に「着付けの資格で」と、広告するので、現在では何だか、
そのコースに進み、試験を受けてお金を払えば認定証を発行 即講師!という、
権威が感じられない、私はそういうイメージです(~_~;)

確かに、自分よりも更に初心者に、着物の着方を教えるのは、誰にでも出来る事です。
でも、ずぶの素人がいきなり教えるのは難しいしですよね。
ちょっとは習ったという証明は、本人の自信にもなります。

もう一度考えましょう。
着付講師を一瞬でも夢見るよう人は、時に、夢や希望を大きく持ち過ぎて
基本ちょっと習いに行ってても、その後誰よりも更に努力していかなければ、
本当の成功は、ありえません。

この努力というのは、着付けのご依頼人さんに、自分をご指名頂く為の努力も含みます。
これが一番大変かな。。

着付け講師や着付師という呼び名なんて、
経験も実践も、全然ない状態でも、誰でも入れる学校で誰でもなれるんです。

ゆいいつ全国で通用する、資格件証明証は「腕」です。
と、あと付け加えるなら、「この人から習いたい」「いざという時にはぜひ着せてもらいたい」と
想ってもらえるあなたの人柄、、かな(耳が痛いです、、ご勘弁を;;)。

着物を着る着せるという認定証は、実に沢山あるんですよ●

各着付スクールによっても、その着付の認定証を発行しているライセンス団体は共通して
一つではなく沢山存在します。例えば、ダンスやダイビング、フラワーアレンジメント等は
そのカテゴリーの中にいったい、いつくの団体がライセンスを発行しているかは解りませんが、
着付については調べるとびっくりする程、沢山沢山あるのです。
しかもその沢山あるという認定団体は、横のつながり(スクール内)だけで、
縦や斜め(笑)の繋がりは殆どリンクしていません(ーー;

だから先の説明にもあるように「全国で通用する」というのは、
その着付教室の組織の中での全国、
つまり、大きいスクールは全国にあるので、だから通用するんだよ、
といっている事になります。
その証拠に、A着付教室で一級の講師の資格を取って、遠くに引っ越し、そこのB着付スクールでは、
是非途中レベルからの講師の為のレッスンがしたいと、その人が得意げに以前に取った賞状を
違うグループの教室で見せても、レッスン内容 講議 方針 認定団体、、、
全てが違っているので、途中レベルからの受講は出来ない事が多すぎなんです;

昔 着付は親から子へ、見よう見まねで継承されていただけのにね、、、。

  

●着付の受講資格について●

今頃ですがf^^);着付の受講資格については、女性であれば誰でも学べ、
受ける事が出来るといえます。
よく 女性にしか出来ない仕事を手に、、、と宣伝文句を聞きますが、
時代劇や、京都の舞子さん芸者さんの着付師は、代々行っていたりする事もあり
男性が着付をする事は、結構あるんですが。
一般着付の世界では、普通の女性の着替えですから当たり前といったことろです(^^ゞ

着付の資格は、得に「教室を開ける」とかの講師の資格は、全部分っていて
それも日本の文化を勉強したいのだから、、、という場合を除き、
あなたに着付を教えてもらいたい、着せてもらいたいという人がいなければ、
お金(認定代)がもったいないし、
着付教室とも講師とも呼ばないと思うのです。

  

れいさんからの資格(認定証)におけるアドバイス●

話を色々と例えるので、私自信も収集がつかなくなっております戻りまして(ゆるして〜;)

まず言える事は、一般的に資格の料金は国家資格は安く、
その他資格は高いという傾向があり、
着付でしたら始めはそうでもありませんが、カリキュラムが進むにつれ信じられない値段の
資格(認定証)を受ける事になりかねない事もあるのです。
ですから普通に生活していく中
本当にその認定証は自分にとって必要なのか、取得する前に十分な確認が必要です。
私から言える事は
まず、何処かしら体験や見学をし、とりあえずそこに入学されたのち、
自分と先生の間で信用が生まれる迄は暫くは様子を見ていた方がよいですね。
わたし自信、着付教室を営み、新しい生徒さんと一緒にレッスンする事になると
どんなに打ち解けたお稽古を心掛けても、わたしを信用してくれる迄になるのは、レッスンの内容以上に
大変で気を使う処です(^^ゞ

「とにかく着付の資格が欲しい!先生になりたい」と
最初から自分をアピールするのではなく、何も分からない初心者さんはまず
「自分が基本的な着物が着れるように」
くらいのそもそもの当初の目的のみの気持ちで進み、
始めから構えていかない方がいいと私は思います。その方が、初心者のレッスンが修了する頃、
先生から もっと高い位の資格が取れるから頑張りなさいよ!と
言われた時に、その頃になれば、自分に合っていない教室かどうか、
少しは分かると思いますので、もしも不安があれば
自分で着るという目的は達成しているので、上手に断りやすいですし、
その時点にきてもっとこの教室で頑張りたいと
思えたなら気持ちよくレッスンが受けられるというものです^^

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