ベテランの着付講師のいる教室から、近所の知り合いに教えてもらう
書籍が出てるから独学でどうにかなど、、、主に4つのケースに分けてみました

個人経営の着付教室●

個人経営というのは、名の知れている大手着付教室とは関係なく、
あくまでその先生が個人で教室を営んでいるというケースです。
カリキュラムは、大手のテキストで教えるけど、場所は、駅ビルや大都会の一角ではなく
先生の自宅で空いている部屋、、、というのは違いますf^^)

一番多いケースは、何処かの大手着付教室に所属していたけれど現在は
それに関係なく独立し自由に教えている先生や、実践で着付を職に働いていた人が、
その技術を生かして教えてくれてたり、、、「個人」と聞くと
ちょっと不安に思うかもしれませんが、普通ずぶの素人がいきなり
着付を教えれるかといえばそれは無理ですよね。
それでも大手とは関係なく、レッスンを独自で開いているなんて、
なんて志の高い教室かと私は思います。
実際問題、同じ料金設定で近くに大手と個人が教室を開いていたら、
普通何も分からない人は、大手の方に流れがちですが、レッスンにかかる全ての
費用の事を思うと、初めての人は、まず「これから和服に慣れ親しめるか」
焦らずに気軽に始めてみるという本当の意味で、個人で自由にしかも工夫を
こらしている先生がいる教室に巡り会うという事の方が大切です。

個人経営の教室の場合は、技術やキャリア、講師としての気持ちの持ちようなど
本当に色々ですので、近所の普通の人が着物がちょっと着れるというだけで
人柄がよく、教えてと頼まれて開いている所もあれば、
実践経験を元に大手と同じ、又はそれ以上の水準でお稽古できる教室まであります。

大手着付教室●

 

個人も色々ですが、大手も色々あります(^^ゞ
色々というのはまず立地条件から話すと、街の駅近くのビルにて、
会社帰りのOLさんが仕事帰りに寄れる立地条件のいい所もあれば、
大手スクール独自の展開による、講師の免状を手にした人が、住宅街や自宅マンションの
一室で教えていたりします。後者は感じからいくと個人でレッスンをしている先生と
風景的にはあまり変わりません。何が違うかといいますと、カリキュラムは、
そのスクールの創設者である大先生や、社員達が作っていて、その他の諸先生方は
ほぼその通り皆同じにレッスンしていきます。
大先生のつくられたカリキュラムを、お弟子さん達が遂行していくといった感じです
(勿論長年の経験により作られた内容)

何処に習いに行っても初心者のコースというのは設けられていると思いますが、
今のレッスン内容が一段落したその後、まだ続けたいと思ったら今迄どおり、
自分の家や会社近くにある
通学に便利な教室で、引き続きレッスンを受けられる場合もありますが、
ここで注意しないといえない点は、
大手は、一つの街に沢山沢山教室が存在する事が多いので、
途中のレベル迄は、近くの先生の自宅教室だったけれど、
それ以上のコースとなると、今迄の場所は分校教室だった為に、続けたければ
違う遠方の教室に移動しなければいけなかったり、、、、。
更に大きな所は、先生にも色々と教えてもよいランクのようなものが存在しているので
生徒さんに指導してもいい事が決まっていたりして、
他の人よりちょっと進んだ生徒や経験者に、例えばこんな時はどうしたら、、、と
質問されてたとしても「そこから先知りたかったら、次のコースでねっ」と
教えられる範囲が決まっていたりいなかったり、、、f^^);

ずーと同じ教室という場合で、幸いにして講師にも始めから恵まれるも場合も
勿論ありますよ。しかし 個人で独立した教室ではなく、何処(大手)かに
所属している先生に習う場合は、生徒さんが引き続き同じ先生や
教室でのレッスンを望んでも、ステップアップするにあたり、
そうもいかない場合もあります。

着付の世界は、実はなかなか奥深く、
ちょっと着れるようになりたいだけ!長くは続けるつもりはない!と
今から(習う前から)断言出来る人は、自分で問い合わせて、
とりあえず感じのよい所にゆけばいいと思いますが
学べば学ぶ程に、知識を必要とし、もっともっと綺麗に着れるようになりたいと
末永くお稽古を続けてゆきたいと思うかもしれない人は、着れるようになった
その後の事も調べておく必要があると思います。

何処でも一緒だと思いますが、スタッフが多ければ、便利だけれど、
それだけシステムがより複雑である、、、そんな場合もあります(^^ゞ

教室スタッフは、有名な芸能人に着せていた経験のある先生が
教えてる教室もあれば、ついこの間その大手着付教室の試験を受け、所定の料金を納め、
認定証を手にしたばかりの駆け出し先生、
教える経験は勿論、人にプロとして着物を着せた経験が数百人の
キャリアのある先生もいれば、2〜3人しか経験がない、酷いと、教室の生徒さん
どうしとしか着せあった事がない、勉強だけ終えましたという、
まだまだこれからの先生迄、こちらも色々というのが特徴でしょうかf^^);

とはいいましてもその他のイベント、例えばきものショーとか設備の面等
大手だからこそ出来るサービス、それから教室独自の着物の展示会を時々
行っていたり、、、、
寂しい事ですが、着物が好きだという生徒さんの足下をみる体質の
あるスクールもあれば;勿論ちゃんと時代に対応していっている真面目な
教室まで、、、、、、、本当に色々です。

 

着物にゆかりのある別の会社が教室も展開●

 別のというのは、例えば呉服屋さんや美容院です。元々こういう職場では着物を
売る事や着せる事が仕事ですが、例えば美容院なら、結婚式の着付の経験を生かしたり
呉服屋さんならアフターサービス等、、、。
きっかけが何であれ、両方経営している事になります。お店の評判は、そのままお店にも
影響しやすいので、変な事を生徒さんに押し付けたりすると、たちまちお店も傾きます;
だから教室のみの会社より運営にはリスクが伴うのです。

はっきり言うと、レッスンに来た人に無理に呉服等を勧める店には誰も
生徒さんがいません。逆に無理強いしない真面目に展開しているスクールは
店にも教室にもいつも花があります。
最近 無料着付教室とかよく聞きますよね。
あれは、私達が無料で参加出来る為に、大手の呉服屋さんなどが、出資して
広告や場所を用意している訳ですが、和服を広める為に出資して、その中でもっと続けたり
着物を買ってもらえたり、、、そこらへんで、+−ゼロ、、、更に利益を求めたいふうで
展開している事が多いです(だってそんなボランティアを普通の会社がする訳ないしね(~_~;)
こちらに見える講師の方々は、勉強会と称して、そこで着物を買わない人にも
分け隔てせず、きちっと教えてくれるきちんとした先生もいれば
残念ながら、あからさまに指導に手をぬいてくる販売重視の人もいます。
冷静になれば、タダ(無料)なんだから、着付を教えるかわりに、多少の展示会で
反物を見せられるのは、世の中仕方のない事のように思いますが、(^^;ゞ
それが嫌な人は、ただより恐いものはないと、着付に限らず、他の世界でも
一般的にそう思うので、断わるのが苦手な人は、あまりお勧めは出来ませんね。

話し戻って、呉服屋さんや美容院系の教室の長所は
花嫁さんの着付やヘアメイク迄をこなしている先生のレッスンなら
現代和装の髪型やメイクにおける流行りを感じながらレッスン出来そうだし、
呉服屋さんなら古い着物や帯ではなく、現在流通している本物を(生きてる教材)実際に手に
とって見ながら学習出来る、、、やはり色々です。

ビデオ 書籍 CD-ROM ネットで● 

ビデオは和服の有名人が企画参加しているというビデオを見た事があります。
動きのある絵は流石に自分で読む本より解りやすいという印象です。といっても着物を
通販で購入したりしないと普通はついてこないですし
映像の人は、ものすごく簡単そうにぱっぱと着物をきていきますが
素人がそんなにすぐ、いくら動く絵だからといって、同じ事が出来るかといえば、、、
f^^);書面よりはマシかなって感じです。

書籍は私的には結構楽しめます。スクールで使われている教本より解りやすく
編集してあるのです。それもそうです 
習いに行かない人も購入する可能性がありますからね。
教室に通っている人だけが買える教本よりも親切だったりします。

CD-ROMはインターネット等で着付方法を紹介しているサイト等で売っていたりします。
こちらは動画ではなく写真を画面で見る感じです。

最近は、ネットビジネスも色んな事が出来るようになり
動画が見れる着付のサイトも出てきつつあります。ただ 会員のみのサービスだったりと
まだまだ鮮明でもなく、手軽さもちょっと閲覧、、、という程でもないですが、
そんな時代にもなりつつあるのね〜というふうです(^^ゞ

いずれにしても これらは一人で学ぶ事なので
手軽で、ちょっと基礎のある人はわざわざ習いに行かなくても
これらを活用すればと思います。

ただ 全くの初心者さんはコツ迄は教えてくれないというのと
良いか悪いか、その場で判断をもらえないし、一人でのレッスンは、上達の程も
よく分からない;非常に寂しい感じですねf^^);
全くの素人さんは精通した人に基礎だけは教えてもらった方が早いかもしれません。。

 

どちらにしても、先入観だけで教室を選んではいけません。
とはいっても、着物が着れるように成りたいと思っても何処の教室なら
自分に合っているかだなんて今の段階では解らないですよね(^_^;

だからこそ このHPを参考にして頂いて
一人でも多くの人が自分に合った着付教室に巡り会ってほしいのです。

教室は、どこでも、自分に合っているかどうかは
入ってみる迄は現実では分かりません!

「何処でもいいや〜」ではなく積極的に問い合わせて
現段階では、とりあえず、ささいな事でも親身になって答えてくれる先生と
自分の目的、教室のシステムが
総合的に良さそう、、、、と自分で信じた所にしましょうね!(^ _^)!