● 打掛花嫁さんのお支度をしました ●
2010年3月某日

桜咲き始める名古屋市内のお寺さんで、
白無垢花嫁さんのお支度をさせて頂きました。

本日は本堂にて結婚式と、
親族との会食会。

友人を招く披露宴は、後日別の会場にて。

普通の人は、体験出来ない貴重な仏前式と、
その様子をご覧下さいませ。

場所は名古屋の東別院、通称お東さん。

仏前式とは、旦那さんになる方の家が、お寺さんを業としていると、
神前ではなくて、仏前にて挙式をする事になる場合があるんです。
神様の前ではなくて、仏様の前で誓うんですね。

今回のわたしの仕事は、白無垢花嫁さんの着付けと介添え。

ヘアーとメイクは、この日の為に関東からいらした美容師さん。
なんと花嫁さんのこの島田髪は、地毛なんですよ〜
スキルの高いヘアメイクさんとお仕事が出来て、嬉しかったです★

式の進行について、
打ち合わせをしているところです。

お寺さんなので、
カメラマンや
美容スタッフ以外は、
お坊さん方が、
会場スタッフです。

本堂の裏側と、外の入口あたりでのロケサツ。
花嫁さんの白無垢に対して、ご主人の衣装は、よく見る黒い袈裟ではなくて
明るく、どこか高貴な衣装。
お東さんは、どこをバックに撮っても絵になりますね(^^ゞ

まもなくご入場。

本堂の中では、親族の方々が待っています。

わたしは介添えで、中に入れてもらえましたので、
式典中も、たくさん写真を撮らせて頂いてしまいました。

やや後ろの、近からず遠からずの位置で見守ってます。

お二人の表情は撮れませんでしたが、
背中から伺える緊張と、
親族の方々の、優しい幸せな空気をお届け出来たらと思います。

なんて特別な空間なんでしょう。

普通の家の人も、仏前でお式を挙げたくなってしまいそうです。

花嫁さんの、椅子に座った後ろ姿も、ただそれだけで美しいです。

巫女さんの役?!が、お坊さんなのも違和感がありませんね。
みなさん慣れてみえてます。

お式が終わり、綿帽子から角隠しにチェンジ中。

階段をエスコートしている姿、カッコいいですね。

空は抜けるような青い空と白い雲。
ノスタルジックで、モノトーンの写真もほしい〜。

新郎さんの衣装は、お父様に着付けてもらったそうです。

境内の桜は、三分咲きというところ。

写真の中は、止まって見えますが、この日は風が強くて、
お二人は普通の服よりも、面積の広い衣装で、
とっても大変でしたね。

中庭にて。
地毛の日本髪、髪色も自然だし本当に美しい〜 すごいなぁ。
新郎さんは、お寺さんの家の方ですが、
お坊さんが業ではありませんので、最初はしっくりきてない感じでしたが、
だんだんこのように、頼もしく凛々しい横顔。

お二人とも、手には数珠を持っていらっしゃいって、
そこが神前と仏前の違いではありますが、

有名な神社で挙げるお式よりも、ゆったりと静寂で、
そしてとってもアットホームな集まりだったように思いました。

仏さま ありがとう〜って感じですね☆

  

  

 

着付けのご用命を、わたしにして下さって、
本当にありがとうございました。

どうか 末永くお幸せに(*^^*)

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